小さな交流

高知のトリットさんが西条市でマジックをするとの情報を仕入れたので行ってみたんですが、どうやら会場を間違えちゃったらしく、ついたときには終わってました。
コマ回しの大道芸をやっていたので、原付に乗ったまま見ていたら、空き缶の転がる音が聞こえてきました。いや、転がっていると言うより、蹴ってる。

みると、5歳くらいの男の子がビア缶を蹴ってます。蹴る格好だけはちゃんとしてるんだけど、芯を捕らえてないのか、色んな方向に飛んでいます。
予想通りというか、僕の方にも飛んできて、原付のタイヤに当たりました。
子供の表情と周りの空気が一瞬凍りましたね。

不適に笑って、子供に手招き。寄ってきた子供は開口一番
「それ落ちてたんだけど、誰のかなぁ?」
「これな、誰のかは知らんけど、蹴らんとゴミ箱に捨てようや」
「ゴミ箱どこにある?」
「ん〜(あたりを見回し)そこの自動販売機の横にあるから、捨ててきてくれる?」
「おっけ〜」

捨てて戻ってきた子供に「ありがとう」と言っておきました。
実に素直なイイ子でした。
できれば、もっと早く他の大人が注意してくれると良かったのにね。あ、でも『知らない大人から注意される経験』が出来た分、この子にとっては良かったんでしょうか。