お客様は神様・・・?
お店でお客さん相手にマジックをしていると、いろんなタイプの人がいることに気がつきます。
タネを見破ろうとする人、タネがわからず懇願する人、頭を抱える人。
なかには、ちょっと困ったお客さんもいます。
ものすごく冷静に、つまんなそうにタネを暴く。こりゃ、いかん。
いや、確かに僕も腕は未熟ですよ。というか下手です。それでも、場を盛り上げようとか、色々考えながらやってるわけですからね。なんといっても他のお客さんに申し訳ない。見てる端からタネアカシされるわけですからね。
見てない映画の結末を話されるのと同じくらい不愉快だと、あるお客さんは言ってくれました。こういう言葉に支えられて、今日も今日とて高松の夜は更けていくのでした。