アンデルセンからの使者

長崎に、アンデルセンという名の喫茶店があります。現在は完全予約制で、コーヒー一杯480円だそうです。
なぜ、こんな方式で成り立っているかというと、そこのマスターは超能力者なんだそうです。

ボールペンでお札に穴を開けその跡を消してしまうとか、小さな口のビンに500円玉を飛び込ませるとか。マジック経験者の皆さん、笑っちゃだめですよ

まぁ、ようするに手品を超能力風に見せているだけのようです。
で、そこのショーを見てきた人がモメントスに来て『あれは超能力に違いない!』とか力説されたんです。
『あれはマジックだって話ですよ?』と言いましたけど、あまり信用されなかったみたいで、『じゃああれよりすごいものを見せてみろ!』と挑発されました。

で、破ったカードの復活をやってみたんですけど、やってる途中で『ああ、それテレビで見たことあるわ、これこれ、こうなるんやろ?』と、先に現象を言われてしまいました。おかげで見てる全員興ざめでした。


近頃はマジック番組が増えて、いろんなマジックがビデオを買わずに見られるというメリットも増えましたけど、お客さん側に新鮮さが味わえなくなるというデメリットも大きくなったと思います。

そういえばお札にペンだとかビンに500円玉だとか、いいマジックなんだけどネタ知られすぎてて、いまどきテレビでは見ないもんなぁ・・・。



閉店間近に芳美ちゃんのダンナさんが、仕事の接待でお店にやってきました。
『大事なお客さんだから、頼むよ』と言われ、発奮しましたよ。こういう使われ方は嬉しいですからねぇ。

楽しんでいただけたでしょうか?自分では頑張っておもてなししたつもりです。