ばあちゃん東へ

夜の8時ごろ、新居浜の神郷(こうざと)あたりの片側二車線の道を車で走っていると、対向車線の追い越し車線に、ばあちゃんが手押し車おして歩いてました。
信号待ちでミラーで見ていたら、バイクの人が声をかけてたみたいなので、一安心。

それから2時間後。用が済んで家に帰ってたら、阿島の手前で、そのばあちゃん発見。
(土地勘の無い人のために:2時間で1.5km移動ということ。)

ばあちゃんのそばにはヤンチャげなライフが止まっていて、それに乗っていたであろう(浜崎あゆみとか愛内里菜とかリスペクトしてそうな)ギャル二人が、ばあちゃんに声をかけていたようでした。

家族が探しに来たのかな?と思って聞いてみたら、違うとのこと。
そうこうしている間にも、僕らの脇をすり抜けてばあちゃんは順調に進行を続けていました。
追いかけて、よくよく話を聞いてみたら「田の上(※1kmほど手前)に帰る」と言っています。
「田の上なら、私ら近い」とギャルが乗せていくことに。
ところがギャルのライフの後部座席にばあちゃんが乗ると、手押し車が積めません。ウーハーとかが邪魔で。
なので、手押し車は僕の車に積んで、後ろから着いていく事にしました。

「家は寿司屋の近く」という言葉を頼りに車を走らせ、現地についてみると、「この辺やけど、わからん」と。とりあえず寿司屋に飛び込んで、店主にばあちゃんの名前を告げると、さいわい知り合いだったようで、あとはお任せしました。

それにしても、ギャルっぽくてボボボボ言ってる車に乗ってても、根は優しい娘さん達でした。まだまだ日本も捨てたモンじゃないですね。